第4講 「独り娘の誕生のための基台」(都賢燮総長)
第4講の講義内容は「独り娘の誕生のための基台」についてです。まず、真の父母様のみ言を紹介します。
「イエス様は、『私は神様の独り子だ』と言いました。独り子に必要なのは、独り娘です。イエス様がこの地上で世界を救うために出発しようとすれば、一人ではできません。家庭の土台を整えなければなりません」(マルスム選集159−192)
「創造の原則に従い、独り子が誕生したならば、独り娘が誕生しなければなりません。……四千年を経て生まれたイエス様の願いは、真の父母です。真の父にならなければなりません。そして、真の父になるために、真の母を探し出さなければならないのです」(2024年8月2日、真のお母様)
第4講では、韓民族の歴史をたどりながら、韓民族が仏教・儒教・道教に基づく「孝」
や「愛民精神」を育んできたことを取り上げ、やがてキリスト教の基盤の上で「独り娘」を迎える準備がなされたことなどについて説明します。講義内容のテーマは、以下の三つです。
一番目は「独り娘の誕生のための民族的基台」です。
二番目は「独り娘の誕生のためのキリスト教の基盤」です。独り娘・真のお母様が誕生するには、宗教的な基盤として、キリスト教の基盤が必要であるというのです。
三番目は「独り娘の誕生のための国家と世界的基台」です。独り娘の誕生には、国家的基盤と世界的基台が必要であるということです。
(1)「独り娘の誕生のための民族的基台」について
このテーマで重要なことは、天がいかにして韓民族の宗教性を育てながら、善なる本性を保たせ、歴史的に発展を遂げていったのかという点です。
韓民族は、宗教性の強い民族といえます。その宗教性の根底には、天を敬い、 人を愛するという「敬天愛人」の思想があります。また、広く人間世界に利益をもたらすという「弘益人間(ホンイクインガン)」の思想があります。さらには、真理を広めて人々を教え諭すようにするという「在世理化(チェセイファ)」があり、そのような思想を大切にしてきました。韓民族はこれらを“天稟(テンピン)”として備えているとされ、多くの宗教の精髄を悟って受容しようと努力してきました。様々な宗教が争わず、調和するようにしてきたのです。
韓民族の歴史では昔から、様々な宗教が伝来してきました。大きな影響を与えた宗教が仏教、儒教、道教です。また韓民族が古来より持っていた巫俗、シャーマニズムもあります。
これらの宗教が韓民族において、葛藤するよりも、調和しながら宗教性を豊かに育んできたのです。
①仏教について
まず伝来したのは、仏教です。 韓民族は仏教を通して、原因と結果、すなわち「縁起」について学び、その因果の法則から自由になろうとしました。 貪瞋痴という「三毒」、すなわち貪り、怒り、愚かさから抜け出し、宗教的な平常心を持つべきことを、仏教を通して学んだのです。

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